何故人はこんなにも何かを得ようとしなければならないのか

ちょっとずつ生活コストを下げる。
30代になってからようやくこれができるようになったと思う。

固定費となる家賃を下げるとか、格安SIMにしてみるとか、なんとなく払っている保険やオンデマンドを見直すとか色々速攻で利くものあるけれど、私の場合はとりあえず、読書と散歩とyoutube、暇な時間が結果的に生活コストを下げる効果があった。
なんだろうな、自分の考え方を少しずつ変えていくと、生活水準を下げても苦にならなくなったというか。

毎月ソシャゲ課金に高い家賃、毎食コンビニ購入生活が元々おかしかったと言えばそれまでだが、哲学っぽい本、心理学っぽい本、ビジネス書、自伝、ラノベを含む小説や漫画を読んで散歩をしていると、大体「何故人はこんなにも何かを得ようとしなければならないのか」という自問自答に行き着く。
自分と他人を対比して差分を埋めようとしてしまうのかなあとか、単純に私は長期的視野が狭くて物欲にすぐ負けるタイプなんだろうなあとか、幸福感がもっと欲しいかもしれない、人生の意味や目的はそんなに大事なことだろうか、ていうかこのアーティストのアルバム全部恋愛についての曲だな?適度な人付き合いが大事だとは思うが私には無理だ、そんなことができるならフリーランス やってない……とか、そう言ったことを、結論も出せずに毎日モヤモヤ歩きながら考えるようになった。たまにハッとひらめきも降ってくる。

そう言ったことの積み重ねで、結果的に自分の考えが変わっていって、私が張り合ってしまうであろう人々がいない孤独な環境に引越すことになった。
まず家賃はぐっと下がり、基本的に誰とも会わないので化粧もしなければ衣服も買い替えず、白髪を染めに美容院に行くことも減り、SNSからも遠ざかり、見栄を張ろうとすることを少しだけ減らし、ミニマリストクソ野郎の生活が定着し、趣味は読書と散歩で十分な自分に変わったことに気付き、遺伝子検査の結果には「遺伝的に幸福感を感じづらいタイプ」と言われたので多幸感の定義を変えて、退屈で静かな毎日を良しとした。たまに降ってくるひらめきを望外の喜びにする。

ここまで周りくどい道を歩いた結果、なんやかんやで生活コストがだいぶ下がった上にずいぶん生きるのが楽になったので、やっぱ読書と散歩は最強ってはっきり分かんだね。(結論)